鹿児島県中小企業団体中央会は、中小企業が1社では実現できない様々な課題について、連携組織を活用した経営革新・合理化を提案します。

協業組合ユニカラー 代表理事 岩重 昌勝 氏

組合・企業インタビュー

最先端の印刷技術によりオリジナルブランドを発信

協業組合ユニカラー 代表理事 岩重 昌勝 氏

「より良いものを少しの人に」をモットーに、抗菌印刷等最先端の印刷技術を駆使し、日夜挑戦し続けている印刷の「協業組合ユニカラー」。今回は、同組合の代表理事である岩重昌勝氏にお話を伺った。

品質で勝負

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 昭和49 年4 月、鹿児島県内の印刷業5 社により「サツマ特殊製版協同組合」を設立。その後、昭和52 年1 月に、4 業者により、印刷業としては県内初の完全協業組合である「協業組合ユニカラー」に組織変更し、現在に至っています。
 私が組合の理事長に就任した当時は、焼酎ブームの始まりで、いろんな銘柄の焼酎が、各店の陳列棚に並びだし、また、インターネット等により、高値で焼酎が売られていました。こうした状況下、各焼酎メーカーからは、少しでも消費者の目を引く「焼酎ラベルを製作してほしい」との要請があり、併せて、偽装ラベルを防がなければならないという課題に直面していました。
 このことが、私自身のビジネスに対する意識に大きな影響を与えました。これまでの「より早く、より安く商品を提供する」といった考えから、「品質の良い商品を提供しなければならない」との思いに変わりました。以来、技術力をアップし、品質で勝負しようという方針に転換しました。


こんな仕事をしています

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 組合は現在、特殊印刷・抗菌印刷等、最先端の技術を鹿児島から発信しようと取り組んでいます。
 抗菌印刷は、抗菌剤入りニスをコーティングして抗菌効果を得ます。調理場や幼児への接触物等を取り扱う業種からも評価を受け、食品パンフレット等の印刷に利用しています。ちなみに、全国で抗菌インキの特許使用権を持つ会社は12社程度あり、九州では2社のみです。
 また、全国で5社しかできない特殊技術であるレンチキュラー(角度によって絵柄が変化する)にも取り組んでおり、名刺サイズから大型ポスターまで作製しています。
 更にダンボールでは、世界最薄ダンボールGフルートを取り扱っております。Gフルートは、従来のダンボールより20%軽く、印刷適正にも優れ、強度も変わりません。資源消費が抑えられるだけでなく、運送コスト削減にもつながり、環境にも優しい紙です。当ダンボールは、竹製の紙も使用することができ、竹林面積日本一である鹿児島のオリジナルブランドとして、全国に発信しています。


目指すところ

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 私自身、下請けや孫請けでは、我々の思いが顧客に伝わりにくいと思っています。直接、顧客の顔を見ながら、事業展開を図っていこうと社員一同取り組んでいます。
 また、今後は、印刷業全体の流れとして、紙媒体の製造業だけでは事業が成り立たなくなるとの考えのもと、現在、企業PRや社員募集の広告をどの媒体に掲載し、どんな内容にするか等、顧客へのコンサルティングにも力を注いでいます。
 顧客が望むものを、様々なニーズに合わせて提供していく。更に、信頼ある商品作りに努めていきたいと思っています。


リーダーとして

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 組合では、毎年基本方針を掲げていますが、平成23 年度の基本方針は「如何なる時も備えを以って対処する。日々の行いが結果を生む。」です。
 今年3 月11 日に、東日本大震災が発生しました。あの地震は我々の日常生活に、そして企業活動に、いろいろな事を気づかせてくれました。「想定外の震災だから・・・」というのは理由になりません。企業にとって、いつ何時にどのような事態が生じるか分かりません。だからこそ「常に非常事態に備え、準備を怠らない。」ことが、経営者(リーダー)として、重要な事だと思います。
 また、私自身、現在、鹿児島県印刷工業組合の理事長を務めており、過去には鹿児島県中小企業団体中央会青年部会長等、様々な団体の長も歴任しました。そこで、心がけていた事は、「自分の身の丈を知る。立ち位置を見失わない。」ということです。リーダーというものは、周囲のサポートがあり成り立っている。決して威張ることなく、おごることなく、感謝を抱き行動していくことが大切だと思います。
 また、メンバー(社員)のやる気を起こさせる事もリーダーとしての役目だと思います。人に長所や短所というものはない(例えば、やさしい人も別な人から見れば優柔不断と見られる)。その人の個性を伸ばしてあげることが必要ではないでしょうか。


キバレ かごんま

 東日本大震災が、今後日本の企業に与える影響も大きいと思います。原子力発電の放射能汚染問題を見てもわかるよう、日本の企業が砂上の楼閣にならぬよう、これをきっかけにいい方向にいかねばならないと思います。
 鹿児島も九州新幹線全線開通をきっかけに、発展していかなければなりません。これからの鹿児島は何より「観光」がテーマだと考えます。
 我が組合も鹿児島の地域資源である「竹」を使用した商品開発を行い、オール鹿児島製として、鹿児島の特産品を全国ブランドへ育てるお手伝いをしています。
 鹿児島に豊富にある素晴らしい観光資源をキーワードに、鹿児島の様々な異業種の企業が繋がれば、経済も発展すると思います。「キバレ かごんま」!

協業組合ユニカラー

  • 設立:昭和49 年4 月(昭和52 年1 月 協業組合ユニカラーに組織変更)
  • 本社:鹿児島市小山田町7276-3 TEL 099-238-5525、FAX 099-238-5534
  • 業種:総合印刷業
  • 主要製品は、特殊印刷、商業印刷、業務印刷、パッケージ印刷、軟包材、屋外広告、デジタルコンテンツ

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