鹿児島県中小企業団体中央会は、中小企業が1社では実現できない様々な課題について、連携組織を活用した経営革新・合理化を提案します。

株式会社スタイル 代表取締役会長 濱薗義弘 氏

組合・企業インタビュー

ファッションは美学 自分の感性を表現するもの

株式会社スタイル 代表取締役会長 濱薗義弘 氏

ファッション業界(婦人服販売)に携わるきっかけは

濱薗義弘氏

 ファッションが好きだったからです。妻がオートクチュールのデザイナーだったこともきっかけでしょう。
でも、やはり一番はファッションが好き、自分自身おしゃれするのが大好きだったからです。
 29歳で店を構え、31歳のときに「株式会社スタイル」として法人化しました。そして35歳のときに一大決心して、現在の場所(東千石町)に土地を購入し、ビルを建てることになるんですが、これがとても大変でした。ビル建設当時、ちょうどオイルショックにぶつかり、建設費用がどんどん上昇し、最終的には8割増しにまでなってしまいました。何とか完成まで漕ぎ着けたビルは、最先端のファッションビルとしてスタート、当時のファッションリーダーだった岡田真澄氏らを招き、ファッションショーを開催するなどして、「ハイファッション『スタイル』」として注目を集め、商品はまさに飛ぶように売れる時代でした。

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お客を選べ!!

 「お客を選べ」という言葉は、私の愛読書のタイトルなんですが、小売をやっていく上で、最も大切なことだと考えています。大型店のように、幅広いお客様をターゲットにするのではなく、個店の場合ターゲットを絞り、専門店化する必要があると思うからです。
 価値観の同じお客様を大切にする。売り手と買い手の価値観が一致することが大切なんです。そして接客を含めて、お客様に満足を提供する。私の店では、従業員にもこの考えを理解してもらったうえで、商品展開や接客を行うようにしています。

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新たな事業展開~インターネットビジネス~

 インターネットを利用した販売を3年ほど前から始めています。現在では、自社のホームページで販売するほか、楽天やヤフーにも出店し、インターネットでの販売は順調に伸びています。しかし、最初から順調だったわけではありません。接客ができないインターネット販売で、如何にお客様の目に留まるか、お客様に信用していただけるか試行錯誤でした。そして、始まったのが「顔の見える販売」でした。ホームページに店長の顔写真や店の情報を載せました。また、セレクトショップの利点を活かしたコーディネート型の商品提案も行っています。インターネットで購入したお客様からお礼状が届くこともあり、ネット販売といえども、やはり「接客の心」が大事だと痛感させられます。
 インターネットは情報のスピードが速く、流行のスピードも常に先を行っています。そのため、今でも年に数回は、ファッションの発信地「東京」で店を回り、自分自身の目でリサーチをしています。
 社長の職は息子に譲りましたが、「お客様に選ばれる店づくり」を目指して、今でも日々勉強です。
私の座右の銘は「変化対応-自己革新-自己客観化」、これが不況克服の鍵と思っています。私が理想として追い求めるのは、いかなる状況の変化に対しても対応できる経営者です。今、物販、特に小売業界は大変厳しい時代を迎えています。デフレで客単価が下がる中、如何に顧客を増やし、どう対応していくか。「生き残る」のではなく、「勝ち残る」ことを目標に事業展開を図っています。

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鹿児島県商店街振興組合連合会の理事長として

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 今の時代、中心市街地で店舗を借り、利益を上げるには大変な努力が必要です。私は、時間が許す限り、自分の目で商店街の動向を見ていますが、開店しても、すぐに閉店に追い込まれる店も少なくありません。一方で、成功している店は常に何か新しい面を見せています。時代の変化を捉え、味方につけています。「アミュプラザ」や「イオン」といった大型店舗にも足を運び見ていますが、大型店では定期的に店舗の入れ替えを行いリニューアルすることで、お客様を惹きつけています。商店街は大型店と違いリニューアルはできません。そこで、県振連としては、個店を伸ばす取り組みが必要だと感じています。通りを歩く人に店に入ってもらわないといけない。そのためには、お客様が「あの店に行きたい」と思ってもらえる店づくりが必要なんです。組合としてアーケード整備といったハード事業ももちろん大事ですが、魅力ある店づくりのためには、勉強会や研修会などのソフト事業も大切だと考えます。県振連の活動を通じて、消費者のニーズにあった商店街づくりや個々の店を光らせるための取り組みを行っていきたいと思います。


濱薗義弘氏のプロフィール

 昭和9年2月6日生まれの76歳。昭和51年に天文館にぎわい通商店街振興組合専務理事就任を皮切りに、平成元年に同組合の代表理事に就任、平成3年に中央地区商店街振興組合連合会理事、鹿児島県商店街振興組合連合会理事に就任。平成11年に鹿児島県商店街振興組合連合会代表理事に就任するなど、数々の要職を歴任し、中心市街地の商業活性化に尽力している。

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